昨年、父が亡くなって、母はひとりになった。
半年間の看病疲れも漸く癒えてきたようで、血液検査の結果も万全であった報告が最近あった。
実は、私は、毎日午前中に岐阜の母に電話して様子を聞いている。
こういう習慣はもう10年以上続いているのである。
電話の中身は、苦しい報告、楽しい報告など色々である。そこで、思い出したのが30年位前にな
るかな…私は、何度も何度も司法試験に落ちている頃である。
携帯電話なんかない時代なので100円玉を入れて公衆電話から実家の方に電話していた。
失意のときが殆どであったが、その度に励ましてくれたと思う。つくづく思うのだが、自分の最後の
味方はここにいるんだという心の安定感
があった。そこで、ヨロヨロしながら、なんとか試験を続け
てきたと思う。親とは、そういうものなのだなーと思う。この励ましがなければ、弁護士になることが
できなかったと確信する。「子を励ます使命」が親にあると思う。
朝、小2の息子が一生懸命ご飯を食べているのをじっと見ていると思う。
これからの人生、いろいろ困難があるけれど、お父さんが励ましてやるから悔いのない人生を送
ってくれと。
そういって見ていたら、牛乳はこぼすやら、おかずは落とすやら…水筒は紛失してくるやら…
傘は壊してくるやら…。昨夜、遅くまで蝉の脱皮を見ていて、少し眠そうだが…。
そう、人間もこの脱皮が大変なんだよ。脱皮しないと「大人」になれないんだよ。
このことが分からない人がいるから、イロイロあるんだけどね。


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