■コラム68 「白熱教室」
以前、マイケル・サンデル教授の大学の授業がNHKで放送されて大変な視聴率を取りました。
私も二度くらい、TVで見ました。
サンデル教授は「正義」というものは何かということについて、会場にいる学生と対話する形で
「白熱授業」しておられましたね。その要点と解説をしたいと思います。
私の能力の範囲内での整理なので充分なものでないことを前提として読んで下さい。
サンデル教授は、正義にかなった社会とはどういう社会かということを最初に問題にしました。
それについて、一つの考え方として、できるだけ大勢の社会のメンバーが、できるだけ大きな
幸せを実現できる社会、いわゆる最大多数の最大幸福ということだという考え方です。
これはベンサムいという人が功利主義として考えたものですね。
しかし、こういう考え方は、色々な人がいろいろなものを幸せと考えているので、
一つの尺度で測れるかということがあります。一元的な尺度しかないのはどうかということです。
また、そういう考え方は誰かが犠牲になることを正当化してしまうという点が問題です。
つまり、多数に入らぬ少数の人の幸福はどうなるのかということです。
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